March 17th

St.Patrick’s Dayって一体何?と思ってらっしゃる方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。それくらい、日本では殆ど知られていない、Holidayです。でも、Irishの血が多い北米では、St. Patrick's Dayが近づくと、自分の中にほんの少しでもIrishの血が流れているとそれが騒ぎ出すのが分かる、というくらい、かなり大事な、heartfulでhappyな行事です。町中にgreenが溢れ、shamrockleprechaunpot-o'-goldrainbowという、fairy-taleの要素たっぷりのsymbolが使われる、なかなか面白いHolidayを、是非お教室でも紹介してあげて下さい。

 

Contents
History&Tradition Custom Symbols&Legend Words
Activities Games Song Crafts

教室用ポスターデザインです。

History&Tradition 

 St. Patrick's Dayは、Irelandに始まったお祭り行事です。
 
Irelandの聖人Patrickは、今から1500年ほど前、Wales地方のGaelicの家に生まれ、Britainに移ります。後のIreland守護神ですが、Maewynという名の子供時代にはSuccat(=warlike)と呼ばれた悪童だったという話もあります。その為に、Christianとしての洗礼を受けさせ、洗礼名がPatricius(=noble)となります(Patrickという名の由来でしょう)。地主の息子として何不自由ない暮らしでしたが、16才のとき、村を襲ったIrishの荒くれ者達に囚われ、Irelandで奴隷として使われます。
 6年後にようやく逃げ出し、修道院に逃げ込んだPatrickは、12年間そこで修行を積みます。Patrickは、この間に、自分の使命は異教徒を
Christianityに改宗させる事にあると信じるようになります。そして、いつか自分をひどい目に合わせたIrish達をChristianにするためにIrelandに戻りたいと願います。
 Scholarshipを取っていなかったPatrickはなかなかbishopの職に就けませんでしたが、とうとう念願叶ってIrelandに戻り、missionaryとして異教徒の改宗を成功させていきます。が、Celticに根強く残る原始宗教の邪魔をするものとしてPatrickは何度も逮捕され、捕まっては逃げ出すというのを繰り返し、それでもIreland中を布教活動して回り、学校や教会を創立しました。

 

 この布教活動に活躍したのがshamrockです。Christian Trinity(=the Father, the Son, the Holy Spirit = 神と御子と聖霊の三位一体がキリスト教の精神)を教えるために、Patrickは、Irelandの地にたくさんあるthree-leafed shamrock(三つ葉のクローバー)を使い、人々を上手に説教しました。また、湿気の多いIrelandにはsnakeが沢山いたので、子供たちを有毒のsnakeから守ろうと、Patrickが、drumのbeatで、島中のsnakeを崖から海に落として追い出したという伝説があります。(今でもIrelandには爬虫類が少ないそうです。)
 こうして、Patrickはその布教活動の功績から、死後Saintとなり、その命日とされるMarch 17thにcelebrationが行われるようになりました。そして、St. Patrickの後継者達によって、彼の命日にはshamrockhatに必ず付ける、という習慣が生まれます。

 Irishは、後にAmericaを始め各地にimmigrateし、そこにSt. Patrick's Dayのcultureも持ち込み、Irishの血とともにその地にこのfestivalのcultureも広まったのです。毎年March 17thには、homeのIrelandに思いを馳せ、green color を基調にして、Irish foodpotatobacon & cabbageIrish coffee)を食べ、Irish jigを踊り、Irish folksongを歌う、というtraditionが出来上がっていきました。
 Americaでは、北米を中心にSt. Patrick's Dayを祝うparadeなどが行われていますが、Americaで初めてのSt. Patrick's Dayの公式行事は、1737年Bostonで始まりました。

Custom  

 Americaでは、St. Patrick's Dayには、something greenを身に付けます。National Holidayではありませんから、学校も会社もやっていますが、greenのものを必ず身に付けて仕事や学校に行きます。もし、greenを身に付けていかないと、pinchされてしまうのです。ですから、St. Patrick's Dayが近づくと、町中がgreenで溢れます。grocey shopはもちろん、spinachのpasta、spinachのchipsなど、greenのdrinkfood、緑色のbeer (Heinekenがずらっと並び)、車にはgreencoverをかけ、doorをgreenにpaintし、greenのmanicureをし・・・という具合です。街のriverにgreenの染料を流してgreen riverにしてしまうというのまであります。観光客用に、greenのT-shirtやgreenのhatが売られます。

 行事にはparadeがつきものですが、March 17thが間近のSaturday or Sundayには、各地で、St. Patrick's Paradeが開かれます。 marching bandscheer girls達は、green hatgreen beretを被り、まだ寒さの残る春先の街中をparadeします。
 
 ※一昨年だったか、大寒波がNew Yorkを襲った年、部厚いcoatに身を包んだbandsや寒さに負けず元気なgirlsのparadeを、greenのhatを手に震えながら見送る観客のpictureがDaily Yomiuriに載りました。
 
Scotland名物として知られるbagpipedrumsparadeに登場。観客の目を楽しませます。

 日本の年中行事も、それにちなんだ伝統的な食べ物があります。St. Patrick's Dayでは、やはりTraditional Irish Dishが並びます。といっても、豊饒とは言えない土地柄、豪華なものはありません。potatoのstew、bacon & cabbageのsoup、sausage、そして、Irish whiskeyを滴らした、Irish coffeeです。St. Patrick's Dayの朝、こうしたtraditionalなものをbreakfastにdelivery serviceをする、というshopもあります。

 musicは、creakingに聞こえるviolinの音も軽快なIrish jigがbackに流れます。口ずさむsongは、Irish folksongです。
 

Symbols & Legend 

1.Shamrock  
  St.Patrick's Day
にちなんだものはいろいろありますが、Irelandのsymbolでもあるshamrockは絶対欠かせません。日本では、cloverというwordの方が通りがいいですが、このHolidayの時ばかりは、shamrockにして下さい。Irelandの特産にIrish linenがありますが、本物のIrish linenには、Irelandのsymbolであるこのshamrockのmarkが付いているという事です。
 Historyに書いたように、
shamrockthree-leavesは、ChristianityTrinityを人々に説くのに利用されました。FatherなるGodとSonであるChrist、そしてHoly Spirit聖霊の3つが、別々でありながら3者は一体である、というのがChristianityの理論ですが、pagan達は「そんな馬鹿な。信じられるもんか。」と相手にしませんでした。その時、Patrickは、足元に生えているshamrockの三つ葉を掲げ、自然の中にもこのように見事にそれを体現しているではないかと説いたといいます。たちまち人々は「おお、その通りだ。」と納得し、shamrockは、IrelandChristianにとって大切なsymbolとなったというわけです。

2.Rainbow  
 
Irelandは雨の多い、多湿の土地柄です。そのため、rainbowがよくかかり、しかもきれいなrainbowがかかります。rainbowは、Irelandの自然に欠かせない特徴です。
 
rainbow7 colorsですが、この7colorsとorderは、ご存知でしょうか? ROYGBIVがその頭文字。さて、何色か考えておいて下さいね。
 このIreland独特の美しい
rainbowfootには、treasurepot-of-goldが眠っている、とされています。

3.Leprechaun   
 
leprechaunは小人elfです。雨の多いIrelandに沢山ある、foresttreesspiritとして、fairy-taleにもよく登場するこのleprechaunが、St. Patrick's Dayのmascotの役を引き受けています。
 彼らは、
treasureであるpot-of-goldのありかを知っていると信じられています。このすばしっこくていたずら好きのleprechaunの後をつける事に成功すれば、きっとgoldが手に入ると、何人ものwoodcutterがtryしますが、なかなかうまく行きません。が、あるとき、とうとう、ひとりのwoodcutterが、ひとりのleprechaunの後をつける事にまんまと成功し、goldのありかを突き止めます。woodcutterは、近くのtreeに目印を付け、喜び勇んで我が家へgoldを掘るための道具を取りに帰ります。さて、準備万端整えて、goldのありかへ行こうとしたwoodcutterですが、すっかり道に迷ってしまいます。いたずら者のleprechaunsが、同じ目印をあっちこっちのtreeにつけてしまったのです。結局、誰もgoldのありかを突き止める事は出来ませんでした。

4.Blarney Stone
 
IrelandBlarney Castleというところがあります。このCastleのwallのとても狭いところにBlarney Stoneというのがあるそうですが、このStoneにkissできると、その人にeloquenceのabilityが授かるという言い伝えがあります。Blarneyというのは地名ですが、この名にはeloquenceの意味があるようです。また、溺れているところを王様に助けられた女性が、お礼に、このStoneのpowerを王様に教え、その王様は臣民を説き導く舌を手に入れたというlegendもあります。
 とても
kissし難いところにあるようなんですが、それにしても、多分昔々から、何千何万という観光客がkissしたに違いないようなStoneに、気軽にkissが出来るかどうか、というのが問題だ、とどこかに載ってましたっけ。

Words   

Words of St. Patrick's Day

St. Patrick,  March 17,  shamrock,  leprechaun,  Ireland,  Irish,  green,
gold,  snake,  drum, shillelagh,  jig,  bagpipe, corn beef,  cabbage,  Irish stew,
beer, parade,  whiskey,  rainbow,  Dublin,  Blarney,  Gaelic,  Celtic, pub,
emerald, lucky, clover, hats,  mist,  elf(elves), pot o gold, welcomes
Happy St. Patrick's Day

CALA Original St. Patrick's Picture Cards

CALAでは、St. Valentine's Day、St. Patrick's Day、Easterの3つのHolidaysを1セットにした、Picture Cardsを出しています。St. Patric's Dayにちなんだ、10枚のPicture Cardsをご紹介します。
これらのCardsを使って、もちろんSwat(fly swattersを使ったカルタとり)や、3×3に並べてのBingo Gameなどが出来ます。SwatやBingoについては、ChristmasのページValentineのページをご覧ください。

Activities  lepdance1.gif (3874 バイト)

 Holiday Activitiesには、それぞれのHolidayに応じたcustomはもちろん、colorと、symbol、musicなどが欠かせません。St.Patrick's Dayは、やはりgreen colorに、raibowleprechaunjig、といったものにちなんだActivityで、Irelandや、Scotlandの雰囲気を味わいたいと思います。

1.Say Something Green
  
greenのものを思いつく限りあげていくだけのActivityですが、reviewとして使う事が出来ます。Say 〜!だけでなく、Touch something green. Make something green. Sing something green. Hold something green. Wear something green. ・・・など、いろいろ応用できます。

2.Rainbow Colors
 
rainbowの7colorsのreviewですが、それぞれのcolorの頭文字がつくwordを考えます。
 boardに
ROYGBIVと中央に縦に並べ、生徒達はteamに分かれたりして、出来るだけたくさんwordを考えます。phonicsのreviewにもなります。
 仕上げに、rainbow のcoloringをするのも楽しいです。

3.Maze  子供たちの大好きなmazeのformはこちらです。

4.Word Search  拡大したものをホワイトボードに貼って、classをteamに分け、team対抗でやってもgood。   form1   form2      form3
searchが出来たら
cross word puzzleにもTry!
もちろん、それぞれのwordについて、ミニ知識として、ちょっとした情報を与えておくと、子供たちの印象は全く違ってきます。

5. Coloring  coloringは時間の経つのも忘れてしまいます。   form1   form2

6.Pick the Right Coins  25¢という、日本にはない1/4の単位のcoinで、お金の計算をします。numberの言い方のreviewにもちょうどいい。  formはこちら。

7. Quiz こちらは大人向けのquizです。St. Patrick's Dayについてのあなたの知識をcheck. そして、St.Patrick's Dayにちなんで、greenのつくvocabularyにLet's try!

St. Patrick's Day Quiz: BlackDog's St. Patrick's Day - Take the Qui

8. Find the Four Leaf Clover  幸運の印四つ葉のクローバーを一番最初に見つけるのは誰?見つけたら “I got it!” とshoutしましょう。

こちらをprintして下さい。

Games   

1.An Old Trunk (Memory Game)
  
A leprechaun has an old green trunk and in it.
   He has a green 〜/ ,
   He has a green 〜/  and green 〜.

ひとりひとりtrunkの中に入れるものを考えて、次の人は前の人が言ったモノを覚えておいて、それに付け足していきます。だんだんtrunkに入れるものが増えていきます。記憶力の勝負。言えなくなった人から抜けていき、だれが最後まで残るか、を競います。

2.Treasure Hunt
  
パーティーなどで楽しいgameです。
  shamrockなどをかたどった、何枚かの
cardを用意し、会場や教室のあちこちに置いて、cardの指示に従って次々進んでいき、どこのteamが一番先にtreasure boxに辿り着くかを競います。cardには前置詞を使ったsentencephraseを書いておきます。
  “It's on the small table.” “ It's in the red bag.” “ It's under the blue chair.” “ It's on the wall. It's between the world map and the alphabet poster.”などと、難易度を工夫してください。teamによって、
cardのcolorを分けておいたり、順路通り行くように番号を振っておいたり。読めない時に“ Will you read for us?”というように言わせたり、“Where's the next card?”とか、“What's the next number?” 、cardを見つけた時、“I found it.”と言わせたり、treasureに辿り着いたら“We made it!”などなど、いろいろな表現をレベルに応じていくらでも入れられるのも、goodなgameです。

3.Find Pot 0 Gold
  Board GameのSt. Patrick版です。双六のようにして使う事が出来ます。taskのcardを用意して生徒に引かせ、
taskを解決しながらgoalを目指しますtask cardは、phonicsやAlphabetなどの単純なものでももちろんOKです。
             
formはこちら

Songs   

PBのColorsのsongにならって。(“Head, Shoulders, Knees and Toes”のmelodyで)

Green Song

Green, green, shamrock, shamrock, Stand up,
Green, green, shamrock, shamrock, Turn around and
Stretch up high above your heads, Oh,
Green, green, shamrock, shamrock, Sit down.

Crafts    

1.Paper Chain Pattern Snakes
  
緑のstrips短冊で、ながーいpaper chainを作ってsnakeに見立てます。先頭に、snakeのhead部分を作って付けます。
  今年の発表会の時に、このcraftをgameにして、時間を決めて、
teamで長さを競争しました。teamによって長さがずいぶん違って、面白く遊べました。
         
Snake Head Pattern

2.Lucky Shamrock
 子供たちのhandを使ったcraftは、子供たちの成長の証となってよい記念になります。
       Shamrock Leaf & Stemの型紙はこちら

More Crafts

           

 

Link

Black Dog's St. Pat's Fun & Games!  mazeもcoloringもword searchも

St. Patrick's Day Crafts and Activities

 Irish Spring Festival 本場のFestivalの様子がわかります。

 

                  Holidays